逆転のメダル狙えるぞ―。ソチ五輪フィギュア男子SPに臨んだともに翠松高(倉敷市)出身の高橋大輔選手と町田樹選手。岡山のスケート、学校関係者らは14日、メダル圏内につける熱のこもった演技に拍手を送り、勝負のフリーへ期待を膨らませた。

 「2人とも表彰台のチャンスがあり楽しみ」と翠松高の高月賢太郎校長。SPを終え3位のスペイン選手から11位の町田選手までわずか3・50点に9人がひしめく大混戦。同高ではフリーのある15日未明に応援集会を開く予定で、ボルテージも高まる。

 脚の故障を乗り越え、2大会連続メダルに挑む高橋選手は冒頭の4回転ジャンプが回転不足となったが、ベテランらしく演技をまとめた。リンクで見せた晴れやかな表情に、小、中学時代に所属した倉敷FSC(フィギュアスケーティングクラブ)の佐々木美行監督(57)は「緊張感もある中、強い気持ちで踏ん張った。五輪会場を大輔君の世界で魅了して」と話し、登校してきた翠松高1年藤井優花さん(16)は「4位は素晴らしい表現力の成果」とうれしそう。

 初の五輪出場の町田選手もジャンプでミスが出たが、会見ではフリーでの挽回を力強く約束した。最近まで同じリンクで練習していた田中刑事選手(19)=倉敷芸科大=は「追い掛ける側としては良い展開。全日本選手権のような完璧な滑りが見たい」とエールを送る。