女子1000メートルで、500メートル5位の小平奈緒(相沢病院)は1分16秒45の13位となり、2大会連続の入賞はならなかった。住吉都(ローソン)は1分17秒68の22位、辻麻希(開西病院)は1分18秒07の27位。

 張虹(中国)が1分14秒02で初優勝した。オランダ勢が続き、3000メートルを制したイレイン・ブストが2位、マルゴ・ブアが500メートルに続いて3位となった。

 泣いても笑っても最後の個人戦。小平は女子1000メートルで悲願のメダルに挑んだ。「力を使わずに200~600メートルまでスピードを出す。あとは最後の詰め」。頭と体に刷り込んだ理想の滑り。静まり返る場内に、スタートの合図が響いた。

 持ち味とする低重心のスケーティングが、勝負のよりどころ。しかし、カーブでうまく氷をつかめず、同組のリチャードソン(米国)に引き離されてゴールした。

 結果は初出場だった前回バンクーバー五輪の5位を下回る13位。こわばった表情に悔しさがにじんだ。

 11日の500メートルでは、前回五輪の12位を大幅に上回る5位入賞を果たした。日本女子短距離のエースは成長を実感。「強い人にも、実力がない人にも『絶対』はない。チャンスがあれば、つかみたい」。メダル獲得へ意気上がっていた。

 今季はパワーが求められるソチの低地対策として、筋力アップに取り組み、カーブでの滑りも科学的に突き詰めた。

 教員を目指し、信州大で勉学しながら強化した前回の五輪とは違う。社会人となり競技に専念。2度目の大舞台を目指し、研ぎ澄まされた感覚は「氷の波に乗っていく」や「氷と握手する」といった独特な言葉となって表れた。