ソチ冬季五輪ノルディック複合個人ノーマルヒル(NH)が行われた12日、永井秀昭選手(30)の出身地八幡平市では、市主催のパブリックビューイングに約70人が駆け付けた。永井選手は古里の声援も受け、日本勢3番目の22位と奮闘。夢の大舞台で「キング・オブ・スキー」の称号を目指し、諦めずにゴールを目指す姿に、会場からは惜しみない拍手が送られた。

 「田山から世界へ」「頑張れ!」などの垂れ幕が飾られた同市叺田(かますだ)の市安代総合支所特設会場には、永井選手の家族が最前列に陣取り勇姿を見守った。前半飛躍に永井選手が登場すると、「行け」「飛べ」の大合唱がこだました。

 長女結望(ゆうみ)ちゃん(1)を抱いた永井選手の妻亜弥さん(30)の隣で、祈るようなしぐさを見せていた母綾子さん(59)の目にはうっすらと涙も。97メートルの大ジャンプに会場は大いに沸いた。

 幼いころから知っているという工藤十九(とく)さん(64)は「ひでちゃん(永井選手)は昔から本当に一生懸命だった。努力が実って本当にうれしい」と表情を崩した。