このままいけるぞ―。ソチ冬季五輪カーリング女子日本代表が1次リーグでデンマークとロシアを破り2連勝した12日、リードを務める苫米地美智子選手(34)の地元・二戸市のカーリング関係者らは喜びに沸いた。黒星スタートから一転、強豪国を相次いで退け、市民は「予選突破に弾みがついた」「メダルも狙える」とボルテージが上がる一方だ。

 初戦で唯一格下とみられた韓国に敗れた日本だったが、12日午前0時に行われたデンマーク戦は8―3と快勝。同日午後7時からは、市シビックセンターでロシア戦のパブリックビューイング(PV)が開かれ、市民ら約30人が集まった。

 開催国相手の〝完全アウェー〟状態も選手に気後れはなく、終盤まで競り合う好ゲームを展開。スクリーンに苫米地選手が映し出されると「美智子頑張れ」「ナイスショット」と大きな歓声が上がった。

 6―4と日本リードで迎えた第10エンド。ロシアのスキップが投じた最終ストーンが日本のストーンに当たらずに日本の勝利が決まると、会場は大盛り上がり。市民らは握手したり万歳をしたりして喜び合った。

 カシオペアカーリング協会会長の新毛國信さん(55)は「初戦の韓国戦より緊張感が和らいで、いい流れだった。予選リーグ突破も不可能ではない」と強調。同市の歯科医森川伸彦さん(56)は「苫米地選手は郷土の誇り。このままメダルを二戸に持ち帰ってきてほしい」と興奮気味に話した。(須田山裕太)