12日未明、ソチ冬季五輪ノルディックスキー・ジャンプ女子が行われ、北安曇郡小谷村の山田優梨菜選手(17)=白馬高校=が出場した。村内から五輪に出場するのは1992年のアルベールビル五輪以来、2人目の快挙。村役場多目的ホールの特設応援会場には、約80人の村民らが駆けつけ、地元期待の星に大きな声援を送った。

 村や住民有志は、「翔(と)べ!山田優梨菜」と書かれた応援でたたく棒状の風船を配ったり、山田選手を激励する地元小中学生を撮った映像を上映したりして会場を盛り上げた。山田選手は実力を出し切れず30位に終わったが、ジャンプ2本を無事飛び終えると、来場者たちは「お疲れさま」「頑張った」と大きな拍手で奮闘をねぎらった。

 会場では山田選手の父清さん(48)、母直美さん(44)も観戦。直美さんは観戦後、山田選手が現地で食事を十分に取れないほど重圧を感じていたことを明かし、「(昨年1月に負った左膝靱帯(じんたい)断裂の)大けがを乗り越えてよく頑張った。帰ってきたら褒めてあげたい」と目に涙をにじませた。

 山田選手の指導経験がある村体育協会スキー部アドバイザーの鷲沢定雄さん(70)は「夢の舞台を経験して精神的に強くなったはず。次回の五輪に向け、今後の成長と活躍が楽しみ」と話していた。