ソチ五輪フィギュアスケート団体で、翠松高(倉敷市)出身の町田樹選手が夢の舞台に立った。やや不本意な内容ながら男子フリー3位となり、母校のある岡山、小学校から高校まで過ごした広島の両県関係者は10日、個人戦(日本時間14日から)でのメダル獲得へ期待を膨らませた。

 冒頭の4回転ジャンプを決めるなど見せ場をつくり、男子フリー終了時点で団体4位と一つ順位を上げた町田選手。テレビ観戦した翠松高の高月賢太郎校長は「演技後は悔しそうだったが、五輪独特の重圧の中でうまく演技をまとめた」と称賛した。スケート競技では広島県勢初の五輪代表入りで、同県スケート連盟の山野裕理事長は「日本チームに貢献してくれた。個人戦ではメダルを目指し、最終グループで滑って」とエールを送る。

 町田選手の高校、大学の先輩でもある倉敷市出身の高橋大輔選手(関大大学院)も日本選手団に合流。演技後、高橋選手からねぎらいの言葉を掛けられる場面もあった。かつて両選手が練習した岡山国際スケートリンク(岡山市)の半田美栄子支配人は「幼い頃から見ている2人が五輪の舞台で並んでいるのは不思議な感じ。個人でも良い滑りを見せてくれると信じている」と個人戦を心待ちにした。