ソチ五輪フリースタイルスキー女子モーグル決勝に出場した上村愛子選手(34)=北野建設=の故郷、白馬村では九日未明、村役場多目的ホールに県内外のファンら約六十人が応援に駆けつけた。メダルは逃したものの、バンクーバー五輪に続く四位の健闘に「すごい滑りだった」とたたえる声が上がった。

 準々決勝を安定した滑りで突破した上村選手。続く準決勝で六位と決勝進出の六人に選ばれると「やったー」と大きな声援が飛んだ。

 三重県鈴鹿市の市職員林則幸さん(48)は、仲間四人と応援会場を訪れ、段ボールに「上村愛子」の紙を貼って掲げながら声援。「長野五輪以来のファン。メダルをきっと取ってくれる」と祈るようにスクリーンに映る上村選手を見詰めた。

 決勝では、最後のハナ・カーニー選手(米国)が滑り終え、上村選手の順位が四位と分かると落胆の声が会場に広がった。

 埼玉県川越市の会社員関口英徳さん(48)と妻典子さん(45)はバンクーバー五輪の時も白馬村で応援。「結果は残念だったけれど、滑りはすごく良かった。本人も満足しているのでは。ありがとうと言いたい」と、二人とも声をそろえた。

 練習環境を提供してきた白馬村スキークラブフリースタイル部部長、永井祐二さん(50)は「すごい滑りをしてくれた。百パーセント以上を出し切ったことが伝わってきた。自分のやってきたことに自信を持ってほしい」と上村選手の頑張りをたたえていた。

 (吉田幸雄)