女子アイスホッケーの1次リーグ初戦で日本はスウェーデンに0-1で敗れた。第1ピリオド12分、反則から相手に好機を与えて先制を許し、懸命な反撃は実らなかった。

日本は序盤こそパックの支配率などでやや押されたが、21歳の大沢主将(三星ダイトーペリグリン)を中心に積極的に前でパックを奪い攻撃を仕掛けた。特に第2、第3ピリオドではパワープレーなどの好機で大沢やエース久保(西武)らがシュートを放って迫ったが及ばなかった。

長野以来の出場となった34歳の近藤(西武)は「勝てない相手ではなかった。チャンスもあったので残念」と冷静に振り返ったが、反撃しきれなかった悔しさがチームにあふれていた。得点チャンスに決め切れず責任を果たせなかったと悔やむ大沢は「次は絶対勝つ」と語気を強めた。

女子アイスホッケーは1998年の長野大会で初めて採用され、日本は地元開催枠で出場したが全く歯が立たず5戦全敗。昨年ようやく4大会ぶりの五輪切符を手にしてソチに乗り込んできた。8チームが出場し米国とカナダが別格のV候補。参加チームの中で最も下の世界ランク10位の日本だが、それでも上位を食って銅メダルをとの野望を持っている。

飯塚監督は「ゴール前の精度、力強さが足りなかった」と言いながらも徐々に本来の動きを取り戻して追い上げた点を評価。「(1次リーグ)残り2試合を勝つしかない」と決意を示した。

地元ロシア、そしてドイツと格上の強豪相手の日程が待ち受けている。それでも陸上競技部並みと選手たちが悲鳴をあげたハードなトレーニングで培った体力がある。五輪出場が決まってから、競技を続けるためのアルバイト生活から解放された選手もいる。懸命な努力を積み重ね心身ともに鍛えてきた「スマイルジャパン」は決してやわな面々ではない。女子アイスホッケーの歩みに新たなページを付け加えるためにも、合言葉はネバーギブアップだ。

(47NEWS 岡本彰)

☆岡本彰(おかもと・あきら)共同通信の運動部で記者、デスク、部長などの立場から1972年札幌五輪以来多くの大会報道に携わった。記者としてはスキーを担当し、現在は47NEWS。