スピードスケートのソチ五輪代表選手らが通う長野市のラーメン店「るるも」が、選手の活躍を願って特別メニューを開発した。店主の橋本聖(しょう)さん(35)が「選手全員に自己ベストを出してほしい」との思いを込めた。

 開発したのは、ラーメン「黄金の勝夢(かつゆめ)」(八百五十円)。県産地鶏「信州黄金シャモ」から取った黄金色のスープで金メダルを麺の中央に乗せた白ネギとウメで日の丸を表現した。あっさりした味わいのスープにユズやタラコなど四種類のトッピングを添えて楽しむ。

 昨年十月には、常連客の加藤条治選手(28)=日本電産サンキョー=らスケート関係者八人を店に招いて試食会を開き、味やトッピングの参考にした。五輪終了後の二月末まで販売する。

 るるもは、市内で別の姉妹店を営む父憲午さん(65)が一九九八年に開店し、橋本さんが二〇〇八年六月に店主として引き継いだ。エムウエーブで開かれる大会などで長野市を訪れる選手に口コミで評判が広がり、海外のトップスケーターも訪れる。

 加藤選手と親交が深い橋本さんは、海外遠征のたび、薄切りしたニンニクを揚げたチップを手渡し、遠征先の慣れない食事もおいしく食べられるよう気づかってきた。ソチにもチップを持たせるといい、「体調を万全にして満足のいく滑りをしてほしい」と期待した。

 (市川泰之)