ソチ冬季五輪が7日(日本時間8日未明)に開幕する。県内の家電量販店は、4年に1度の冬の祭典に、大型テレビの買い替えなど「五輪特需」を見込んでいたが、動きはいまひとつのよう。4月に迫った消費増税前の駆け込み需要で、冷蔵庫やエアコンといった大型家電は好調なだけに「これに五輪効果が加わってくれれば…」と期待を寄せている。

 迫力ある大型テレビがずらりと並ぶケーズデンキ春日浦店(大分市)。陳列棚には五輪の聖火をかたどったポップ広告を立て、五輪の開催を盛り上げている。会場となるソチとは5時間の時差があり、日本では深夜から放送される競技が多い。田畑大輔店長は「朝、起きて感動のシーンを振り返ることができるよう、テレビと合わせて大容量の録画機器の購入も勧めている」という。

 ただ、テレビ全体では売れ行きに目立った変化はみえない。大分で地上デジタル放送が始まった約7年前に地デジ対応テレビを購入した人たちが買い替え時期を迎え「少し高額なテレビに動きがある」(田畑店長)という程度で、多くは地デジ完全移行の2011年夏ごろに買い替えたばかりとみられる。

 ヤマダ電機テックランド別府駅前店(別府市)の那須真人チーフフロア長も「県内ではそこまで盛り上がっていない」と話す。今年は6月にもサッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会があり、大きなスポーツイベントが続く。フルハイビジョンの約4倍の解像度を持つ「4Kテレビ」に対応した規格でW杯が放送されれば「より精細な画質のテレビに買い替える起爆剤になるかも」と、次なる“W杯特需”にも期待している。