ソチ冬季五輪のフリースタイルスキー女子モーグルの予選が6日現地で始まり、伊藤みき選手の生まれ育った滋賀県日野町では、家族や町民らが日野公民館に詰めかけた。約280人が応援グッズを身に付けて伊藤選手の登場を待ったが、この日は棄権となり、抱えていた右膝のけがを心配する声が上がった。

 出場30人中28番目に滑る予定だったが、コースに姿を見せず、テレビ中継で棄権が伝えられた。名古屋市から駆けつけた祖母の妙子さん(79)は「意志の強い子で自分を信じてソチへ向かったと思う。頭が真っ白。本人が悔しい思いをしていると思うので、残念でなりません」と目に涙をためて話した。

 長年、五輪舞台への強い決意を目にしてきた地元の同級生たちも伊藤選手を思いやる。日野中、近江兄弟社高時代の同級生で理学療法士の瀧本真奈さん(26)=日野町=は「心配しながら見守っていました。次に懸けて頑張ってくれると思う」と声を振り絞った。