開幕が迫ったソチ冬季五輪で、スケルトン競技の日本代表コーチに新庄警察署及位駐在所(真室川町)の野沢悠樹巡査長(37)が選ばれ、野沢さんの担当地域内にある真室川北部小(川瀬孝志校長)の児童が6日、活躍を後押ししようと応援横断幕を校内に掲示した。

 野沢さんは埼玉県出身。仙台大に在学中、競技スキーからスケルトンに転向した。数々の国際大会で活躍し、五輪出場を目指したが、2006年のトリノ大会終了後に引退。07年の県警察採用試験に合格し、08年から警察官として勤務、及位駐在所には13年4月に赴任した。

 小さな集落に住む子どもたちにとって野沢さんは身近な存在。同小の五十嵐登教頭は「春の交通安全教室で指導してくれるほか、入学式や卒業式など節目の行事の時は必ず来てくれる」と話す。同小4年の佐藤領真君(10)は「通りで会うと声を掛けてくれる。車の話をしたことがある」と親しみを込める。

 クロスカントリー競技で多くの五輪選手を輩出している町だけに町民の冬季五輪への関心は高いが、野沢さんがスケルトン競技の一流選手だったことについては「初めて聞いた」という人がほとんど。3年の高橋更紗さん(9)は「オリンピック選手を指導しているなんてすごいと思った」と目を輝かせた。

 横断幕は縦60センチ、長さ約3メートルで「がんばれ! のざわコーチ!」の言葉を記し顔写真を掲載した。幕は校舎1階の広場に掲示。子どもたちは「オリンピックがより身近に感じるようになった」「いっぱい応援したい」と話していた。

スケルトン競技日本代表のコーチに選ばれた及位駐在所の野沢悠樹さんを応援する横断幕を見上げる子どもたち=真室川町・真室川北部小