【ソチ=報道部・木村敏郎】スピードスケートの日本代表は5日夕、練習後に記者会見し、バンクーバー冬季五輪銅メダリストの加藤条治(日本電産サンキョー・山形中央高出)、同じく銀メダルの長島圭一郎(日本電産サンキョー)に加え、初出場のウィリアムソン師円(山形中央高3年)らが壇上に上り、大一番に懸ける決意を披露した。

 男子500メートルで3度目の金メダル挑戦となる加藤。「強敵ぞろいの戦いとなり、自信満々というわけではない」としながらも、「勝てるだけの準備はしっかりしてきた」と気合十分。本番に最高の仕上がりで臨むピーキングに手応えを示し「ピークをぴったりと合わせて万全の体で滑りたい」と語った。

 一方の長島は「この4年間、そして小さいころから金メダルを狙ってきた。その気持ちに変わりはない」と固い決意を披露。「金を取れるようにいつも通り変わらず頑張る」と少ない言葉に思いの強さをのぞかせた。

 スピードスケート陣で唯一の高校生となる男子5000メートルのウィリアムソン。「力を100パーセント出し切ることだけが目標」と見定めた上で、若さを前面に出した滑りでチームに勢いを呼び込む考えだ。これまでの躍進を支えてきた「レース後半の粘り強さ」が武器のスタイルに変わりはない。「世界との差を見極め、4年後につながるレースがしたい」と意気込んだ。

 会見に同席した日本代表の石幡忠雄監督は「メダル三つ以上を確保したい。何としても一つは金が欲しい」とあらためて目標を掲げ、日本チーム一丸で目標達成に挑む決意を示した。