ソチ五輪がいよいよ始まる。7日の開会式に先立ち、6日は午前10時(日本時間午後3時)から新種目のスノーボード男女スロープスタイル予選で大会はスタート。その後フリースタイルスキーの女子モーグル1回戦に上村愛子、伊藤みき(ともに北野建設)らが登場。午後7時半(同7日午前0時半)から注目のフィギュアスケート団体の男子、ペアのSPが行われ、エース羽生結弦(ANA)が出場する。

大会には史上最多の87カ国・地域から選手団が参加する。日本は海外での冬季五輪では最多の248人を派遣。選手数は男子48人に対し女子65人と、冬の五輪では初めて女子が男子を上回った。男子が出場権を獲得できなかったアイスホッケー、カーリングで女子はがっちり切符をものにしての晴れ舞台だ。

女子ジャンプの初代女王が期待される高梨沙羅(クラレ)や日本選手団主将の男子ジャンプ葛西紀明(土屋ホーム)は現地4日にそれぞれの試合地からソチに入った。フィギュアスケート女子の浅田真央(中京大)は5日成田を出発し、雪と氷の精鋭たちが続々と戦いの場へ集結している。

2年前のロンドン夏季五輪はメダルラッシュに沸き、6年後には東京で2度目の夏季五輪が開催される。日本とすればぜひ弾みをつけたいところで橋本聖子選手団長は「メダル10個以上」の目標を掲げている。米国の有名なスポーツ誌が金メダル候補に「高梨、羽生」を挙げているのは心強い予想といえようか。

新種目12を含め計98種目が実施され肥大化を懸念する声もある大会だが、懸念されているのがテロの脅威だ。ソチに隣接する北カフカス地域ではイスラム過激派が活発に活動し、昨年末にはロシア南部のボルゴグラードで2日連続の爆弾テロが起きた。さらに泥沼の内戦が続くシリア情勢なども影を落とし、プーチン政権はロシアの威信をかけてテロを封じ込め大会を成功させようとしている。

涙は勝者と敗者、アスリートのそれだけでいい。無事に大会が進行し閉幕することを祈らずにはいられない。

(47NEWS 岡本彰)