ソチ冬季五輪スキー女子ジャンプ代表で、金メダル獲得の期待が高まっている高梨沙羅選手(17)が昨年10月に米沢市の上杉神社を訪れ、絵馬を奉納していた。高畠町内の親族らと共に参拝した高梨選手は、五輪で最高のパフォーマンスを発揮できるようにとの願いを絵馬にしたためていた。

 高梨選手が同神社にお参りしたのは昨年10月22日。母方の祖父が米沢市、祖母が高畠町の出身という縁もあり、秋田県での全日本チームの合宿前に、祖母の生家である同町糠野目の高橋友子さん(67)方を訪れた。その際、父の寛也さんと友子さん、高梨選手の母のいとこで友子さんの長女の恵さん(44)=看護師=らと一緒に参拝した。

 高橋さん宅には2泊し、高梨選手の大好物で、ワールドカップ蔵王大会の際にも差し入れた友子さん特製のずんだ餅を一緒に作って楽しんだ。本格的なシーズンインに向け、つかの間の休息をのんびり過ごしたという。

 恵さんは休みを利用して大会へ足を運んで応援するなど親族の中でも特に高梨選手と親しい間柄。7日にソチに向かい、五輪は現地で声援を送る。テレビ観戦するという友子さんは自宅前に活躍を願うのぼり旗を既に立てた。「これまで積み重ねてきたものがあるからこそ、今の沙羅があると思う。大きいジャンプをした後の笑顔が最高なので、まずは楽しく、気持ち良く飛んでほしい」と恵さん。友子さんは「今からドキドキしている。沙羅ちゃんが思い切り力を出し切ってくれればうれしい」とエールを送る。

 「軍神」と称される上杉謙信を祭る上杉神社。北京五輪柔道男子100キロ超級で金メダルを獲得した総合格闘家の石井慧(さとし)さんは謙信を崇拝し、五輪前に訪れたという。神社職員(40)は「勝負の神様を祭っているので高梨選手にもあやかってほしい。大ジャンプを期待しています」と激励していた。