金メダルの願い、ソチに届け―。ソチ冬季五輪の開幕が迫る中、ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅選手(17)が所属するクラレ(本社東京、本店倉敷市)の岡山事業所(岡山市南区海岸通)は横断幕を作ったり、競技当日の観戦会を計画。「岡山からの声援が大ジャンプの追い風になれば」と、応援ムードが日増しに高まっている。

 観戦会は競技が行われる11日(日本時間12日未明)、岡山事業所の福利厚生施設に大型スクリーンを設置し、数十人規模の従業員が応援。必勝鉢巻きやメッセージ入りのうちわも準備するという。五輪代表入り決定を受け、「ガンバレ! 高梨沙羅選手」などと大書した横断幕(縦1・28メートル、横8メートル)も入り口付近のフェンスに掲示しており、当日は会場に持ち込む。

 高梨選手は昨年6月からクラレに所属。ベルギーの現地法人に勤務する伯母を通じ、欧州転戦の苦労や競技に打ち込む環境を求める声を聞いた同社がサポートを申し出た。同社では、高梨選手の成長の軌跡を紹介するテレビCMを放映。スキー板を持ったマスコット人形も作り、機運を盛り上げている。

 今季、高梨選手は絶好調でワールドカップは13戦中、女子シーズン最多の10勝を挙げ、世界ジュニア選手権でも3連覇を果たした。ジャンプ女子はソチから採用された新種目で、初代女王の「大本命」と注目されている。

 岡山事業所の尾古雅章総務部長は「遠く離れていても、思いは必ず届くはず。高梨選手が1番高い所に日の丸を掲げてくれることを信じ、みんなで応援したい」と話している。