チーム日本が怒濤(どとう)のメダルラッシュ。ロンドン五輪メダル獲得数は日本時間10日午後6時現在、日本が33個(金5、銀14、銅14)。夏季で最多の2004年アテネ五輪の日本37個(金16、銀9、銅12)に迫っている▼火をつけたのがアーチェリー女子団体の銅。選手の笑顔が印象的だった。メンバーで鳥取県琴浦町出身の川中香緒里選手は「新しい歴史がつくれた」と声を弾ませた。団体のメダルは日本アーチェリー史上初の快挙▼アーチェリーは男子個人で古川高晴選手が銀。会見で「一人では勝てなかった。支えて頂いた人のお陰(かげ)。肩に掛かっていた重みが、今は首に掛かっている」と頭を下げた▼競泳日本がメダルを量産。最終種目の400メートルメドレーリレーでチーム日本は男女ともメダルを獲得、最高の“絆”を”魅み”せた。男子第1泳者の入江陵介選手は「(日本は)27人でリレーをしていると思っていた」と喜んだ▼女子第1泳者の寺川綾選手は「諦めなければ、夢は叶(かな)う」と感極まった。五輪代表落ちから、見事に復活した。レスリング女子48キロ級の小原日登美選手も挫折を乗り越えた。リングに戻ってきた31歳の苦労人が頂点に立ち、「家族に恩返しができた」と涙を流し、多くの人がもらい泣きした▼レスリング女子は伊調馨、吉田沙保里の2選手が3連覇を達成した。東日本大震災を経験し、日本選手団に浮かれた心の人はいなかった。競技ができる喜びをかみしめ、爽やかだった。あと2日で五輪が閉幕。「祭りの後の寂しさ」が訪れる。(縹) ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)