京都市北区上賀茂出身のロンドン五輪トライアスロン女子代表・上田藍選手(洛北高出)が30日、母がデザインし、手描き友禅職人の父が手がけた着物をまとい、左京区のホテルで行われた壮行会に出席した。目標のメダル獲得への後押しに「両親の愛情に包まれているよう。京都から特別なエネルギーをもらった」と、健闘を誓った。 父守男さん(62)は北京五輪出場や、頭に大けがを負った後の世界大会優勝などの節目に、振り袖や着物を贈っている。2度目となるロンドン五輪代表に決まった後は、夏用の着物を作った。 着物の図柄は「藍姫」という品種のヤマアジサイ。母ひとみさん(53)が上田選手の名前にちなみ、競技に打ち込むため京都を離れた10年前から自宅で育てている。帯は五輪色を配した七宝模様。壮行会に日本オリンピック委員会(JOC)のスーツが間に合わず、上田選手から「京都の着物をPRするためにも着たい」と提案があったため、急きょ仕上げた。 上田選手が着物姿で入場すると、地元住民や恩師、同級生約150人から大きな拍手を受けた。上田選手は「調子は絶好調。本番まで丁寧に過ごし、粘り強い走りを見せたい」と力強く語った。守男さんは「金メダルを取ったら、園遊会で着る着物も作りたい」と笑った。この日は母校の上賀茂小でも壮行会があった。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)