競泳の国体派遣選手最終選考会と兵庫県民体育大会を兼ねた兵庫県選手権(神戸新聞社後援)最終日は5日、神戸市中央区の神戸ポートアイランドスポーツセンターで男女計14種目の決勝などがあり、女子の打越雅美(ニスポ津名)が200メートル個人メドレーと100メートルバタフライの2種目制覇を果たした。 女子100メートル平泳ぎは日下部絢美(市川高)が1分11秒77で3連覇を飾り、2位の大西李旺(MacS加古川)は1分12秒39で県学童新記録をマークした。男子1500メートル自由形は尾崎隆太(SUN網干)が15分37秒33の大会新記録で制した。◆試練乗り越え「世界を狙う」 ロンドン五輪代表をあと一歩で逃した打越が、地力を見せた。女子200メートル個人メドレーと100メートルバタフライの2冠。1年間の試練を乗り越えた表情は穏やかだった。 2009年に引退、10年に現役復帰した際の手続き不備により昨年5月に9カ月の出場停止処分を受けた。公式戦に出られず試合勘を失う中、10月には自宅で左膝脱臼とアクシデントが続いた。2月に公式戦に復帰し、4月の日本選手権200メートルバタフライで2位に入ったが、五輪派遣標準記録は突破できなかった。 洲本市内の金融機関で働きながら泳ぐ24歳。最大の目標を逃して引退もちらついたが、リハビリに通った同市内の病院関係者らを思い、「支えてくれる人がいる。今辞めたら後悔する」と泳ぎ続ける。この日の記録には「これでは勝負できない。私はまだ世界を狙いたい」。きっぱりと言い切った。(小林隆宏) ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)