七月二十七日に開幕するロンドン五輪まで一カ月余り。北京に続き二度目の五輪出場になる射撃の松田知幸選手(36)=県警=は「四年間、金メダルを目標にしてきた。自分の力が表現できれば優勝できる」と自信を持ち、国内外の合宿で最終調整に入っている。 (杉原麻央)  出場種目は、五十メートルピストルと十メートルエアピストル。十メートルエアピストルは開会式翌日の予定で、日本人選手のメダル獲得第一号の可能性が高く、注目が集まっている。  的の真ん中を狙って六十発撃ち続ける集中力は、日々の生活で常に「勝ちたい」と強く意識することで鍛えてきた。仕事も家庭もあり、練習に割ける時間は限られている。「一秒でも長く、メダルを取ることを考える。それもトレーニングの一つ」と話す。  五輪の舞台は「恩返しの場所」。  北京では五十メートルピストルで決勝に進めず、繰り上げの八位だった。競技後、当時九歳の長男が見せた悔しそうな表情が忘れられない。「これまで支えてくれた家族に、結果で感謝を伝えたい」。お守りにしている妻と二人息子の写真をポケットに入れ、ロンドンの競技会場に立つつもりだ。  二年前の世界選手権を制し、ワールドカップでは通算五回の優勝を誇る。同僚らの期待は大きいが、「プレッシャーはない。挑戦者として臨みたい」と気を引き締めている。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)