華やかに幕を閉じたロンドン五輪の直前、カナダで開かれたソフトボール女子の世界選手権で、日本チームが42年ぶりの世界一に輝いた。兵庫県小野市大開町出身の内野手古田真輝(まき)選手(28)も代表入りし、米国との決勝戦で先制点をたたき出した。ソフトボールは五輪の実施競技から外れたが、五輪出場にあこがれてきた古田選手は、夢を後輩につなぐため、自身の力を出し切った。(高田康夫) 古田選手は小野東小学校時代、少年野球の「小野東スポーツ少年団」でエースとして活躍。小野中に入学した1996年、アトランタ五輪が開かれ、ソフトボールが正式種目となった。古田選手は五輪出場を夢見てソフトボール部に入部。強豪の須磨ノ浦女子高を経て、豊田自動織機(愛知県)の女子ソフトボール部に進み、3度の日本リーグ優勝を経験した。 2008年2月に日本代表入りしたが、北京五輪直前に最終選考で漏れた。北京五輪の決勝戦にはスタジアムに駆け付け、日本代表を応援。日本の優勝に喜んだが、「あの場所に立ちたい」と悔しさも感じた。 11年から再び代表メンバー入り。ソフトボールは北京五輪を最後に実施競技から外れていたが、これまで4年に1度開かれていた世界選手権は五輪競技から外れたことで、12年も開催。それまで不調気味だった古田選手は、宇津木麗華監督のアドバイスで調子を取り戻し安打を量産した。 7月22日にあった決勝の米国戦では、日本のエース上野由岐子投手と相手投手の投げ合いで延長にもつれ込んだが、九回表、指名打者の古田選手が適時打を放ち先制。米国も追いついたが、日本は十回にも得点し、1970年以来の世界一を42年ぶりに取り戻した。 2020年の五輪種目復活を目指す古田選手らは「後輩に夢を持ってもらえるよう頑張ろう」と声を掛け合って大会に臨んだ。復活がかなっても、古田選手が現役で出場することは年齢的に厳しい。だが、自身の夢を託すため、これからも力を尽くすつもりだ。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)