岐阜市の長良川河畔で4日、盛大に開催された「第67回全国花火大会」は夏の夜空を鮮やかに彩った。東日本大震災被災者への配慮から、2年ぶりの開催。会場で被災者は「元気をもらった」と勇気づけられたように語り、岐阜の観衆も「一日も早い復興を」と願いを込めた。夜空に咲く大輪をともに見上げ、思いを一つにした。 ◆被災者ら万感の思い  福島第1原発事故の影響で、今も不自由な生活を強いられている福島県の子どもたちを岐阜市の市民団体「光の帯ネットワーク」(安田洋子代表)が同大会に招待した。7月28日から県内に滞在中の親子32人が、同団体がプレゼントした浴衣を着て華やかなショータイムを楽しんだ。  いわき市の中村幸恵さんは「全国花火大会は以前から知っていた。これだけの規模の花火大会は福島にはない。張り詰めた気持ちから離れて、楽しむことができて良かった」と笑顔を見せた。息子の弘典君(8)は「福島に残るお父さんにも見せてあげたい」と花火の写真を撮り続けた。  県外への一時避難から須賀川市に戻った浜津寿恵さんは娘2人と観賞。「花火に元気をもらった。前向きに福島で生きていきたい」と感慨深げ。ほかの子どもたちも「福島の友達に自慢したい」と目を輝かせていた。  神戸市出身の高田英俊さん(45)=羽島市小熊町=は「阪神大震災の時、実家が半壊したので東日本大震災は人ごととは思えない。早く復興してほしい」と夜空を彩る花火に願いを込めた。  大会は震災からの復興とともに、ぎふ清流国体・ぎふ清流大会の応援、ロンドン五輪へのエール、岐阜新聞創刊131年、ぎふチャン開局50年など、さまざまなメッセージを込め、約3万発が打ち上げられた。  子ども2人と訪れた岐阜市則武の清水由佳さん(36)は「長良川の花火は、夏になくてはならないもの。今年はいつもよりきれいに見えた」と喜んだ。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)