東日本大震災からの復興への願いを込めた第32回八戸花火大会が19日夜、八戸市の館鼻漁港で開かれた。約5千発の大輪が会場周辺を埋めた約14万人(主催者発表)を魅了した。 大会委員会(熊谷雄一会長)の主催。開会を告げる「祝砲」を2年ぶりに復活させ、「復興の祈り大花火」と題した演目で幕開け。色とりどりの光の競演に会場から歓声が上がった。ロンドン五輪レスリング女子の伊調馨選手(八戸市出身、ALSOK)と小原日登美選手(同、自衛隊)の金メダル獲得を祝う花火も披露された。 市民から募ったメッセージを紹介しながら花火を打ち上げる演目では、プロポーズの言葉や家族・知人に向けたメッセージなどが紹介された。全国高校野球選手権大会で8強入りを決めた光星学院野球部の父母の会から「準々決勝も応援よろしくお願いします」とのメッセージが読み上げられると、ひときわ大きな拍手が湧き起こった。 市内の飲食店で販売したビール代金の一部で花火を打ち上げる演目では、ビールを表現した花火が打ち上げられた。 石橋伸之実行委員長は「協賛金集めに苦心したが、善意を寄せていただき、例年並みの規模で開催することができた。大会を契機に地域が盛り上がっていけばいいと思う」と話した。