金沢学院大からロンドン五輪に出場した伊藤正樹(大学院、トランポリン)、岸彩乃( スポーツ健康学部2年、同)、中川真依(大学院、高飛び込み)の3選手は15日、北國 新聞社を表敬訪問し、学校法人金沢学院理事長の飛田秀一会長と懇談した。3選手は「夢 のような時間」「幸せだった」と大舞台を振り返り、さらなる飛躍を誓った。  4位入賞を果たした伊藤選手は、難度もジャンプの高さも上げる余地があるとし、「ま だまだ強くなれる。リオで金メダルを争える実力をつけたい」と力を込めた。  東京の中学から金沢学院東高に進学し、トランポリンが盛んな石川の地で練習をしてき たことに触れ「ここに来なかったら五輪に出場できなかったかもしれない。石川に感謝し ている」と述べた。  岸選手は「4年後に向けて貴重な経験になった」と強調し、間もなく東京で始まるナシ ョナルチームの合宿を前に「早く練習がしたい」とレベルアップに意欲をみなぎらせた。  2大会連続出場となった中川選手は「準決勝の最後の一本は全部を出し切った。精いっ ぱいの演技を見せることができたと思う」と晴れやかな表情。選手村では五輪3連覇を果 たしたレスリングの吉田沙保里選手らと交流したことを紹介し、「すごく楽しい時間だっ た」と振り返った。  トランポリンの金沢学院大クラブの福井卓也部長(同大准教授)、古章子副部長(同) が同行した。  本社表敬に先立ち、伊藤、岸、中川の3選手は金沢学院大で帰国会見に臨んだ。戦いを 終えた達成感からか、3人はリラックスムードで、食べたい料理を問われると「焼き肉の タン塩」(伊藤選手)「お母さんの肉じゃが」(岸選手)「お寿司のえんがわ」(中川選 手)と答え、会場を沸かせた。  五輪選手の美男美女を選ぶサイトで「イケメンランキング」の金メダルに選ばれた伊藤 選手は「一人の男としてうれしいです」と照れ笑い。自身が目指すトランポリン競技のメ ジャー化にも手応えを感じた様子で「自分を通じてもっと魅力を伝えていきたい」と意気 込んだ。  ロンドン五輪を一つの区切りと考えていた中川選手は「他の試合とは違う感動があり、 鳥肌が立ちっぱなしだった。やっぱり特別な場所と感じた」と述べ、4年後を目指すかに ついては「もう一回考えてから。まだ分からないです」と話した。  初めての五輪となった岸選手は、応援の規模が他の大会とは全く違ったとし、「他の競 技を見に行くと、どこも満席だった。五輪ならではの雰囲気を味わえ、いい刺激になった 」と振り返った。  会見の冒頭、金沢学院大の後輩が3選手に花束を贈呈し、健闘をたたえた。