レスリング男子のロンドン五輪代表が17日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を報道陣に公開し、ともに金メダルを狙うグレコローマンスタイル55キロ級の長谷川恒平(福一漁業、焼津中央高出)とフリースタイル66キロ級の米満達弘(自衛隊)の両エースは対照的な表情だった。 長谷川は技を確認する動きで汗を流し「大したけがもなく、理想的な調整。体力面も含めて普通にやれている」と充実の笑顔。6月下旬の国際大会で優勝したグレコ96キロ級の斎川哲克(両毛ヤクルト販売)は「しっかり負荷をかけて練習していく」と気合を入れた。 米満は右脇腹痛でスパーリングを控える別メニュー。6月下旬に長野県菅平高原での合宿で痛め、今月上旬に全治2週間と診断されて調整が遅れており「右肋骨(ろっこつ)の周りの筋膜炎。でも焦りはない。調子が悪いときにいい成績を残せるのが真の人間の強さだ」と言った。 日本協会の佐藤満強化委員長は「そんなに心配していない。どんなことがあろうとも、彼の頭の中には金メダルを取ることしかない」と話した。 米満を除く代表8人は順調な調整ぶりだった。