ロンドン五輪女子重量挙げ53キロ級に出場した八木かなえ選手(20)の地元神戸では、母校・須磨友が丘高校(神戸市須磨区)の恩師や先輩、住民ら約100人が、大型スクリーンで生中継を見守り、声援を送った。メダルには届かなかったが、仲間からは「よくやった」「4年後を目指して」と健闘をたたえる声が相次いだ。 同校そばの北須磨団地自治会館に集まった人々は「ファイト!! カナエ」と英字で書かれた紅白のタオルを手に観戦。八木選手が画面に映ると、「頑張れ!」とボルテージが上がった。 「トレードマークの笑顔を世界中に見せてほしい」。在学当時に校長だった竹内弘明さん(57)は最前列で「彼女の笑顔は見る人に元気をくれる。日本を勇気づけて」とエールを送った。 スナッチの2回目で82キロに、ジャークも1回目で105キロに、3回目で109キロに成功。同校ウエートリフティング部で同級生だった井上聡美さん(19)は「最高の経験を糧に、4年後のリオ五輪を目指してほしい」と涙ながらに語った。 目標の自己ベスト更新はならなかったが、同部の上村琢監督(39)は「腰にけがを抱えながら、よく頑張った。独特の雰囲気だったと思うが、精神面でさらに強くなれたはず」とねぎらった。(山岸洋介)