阪神間の高校の美術部が合同で作品を発表する「絵美展」が21日から、兵庫県西宮市立市民ギャラリー(川添町)で始まる。20日のワークショップでは、生徒が力を合わせて「巨大新聞ドーム」づくりに取り組んだ。 同展は、阪神・丹有地区の高校美術部の活性化と交流を目的に始まり、14年目。今年は尼崎、西宮、伊丹各市の11校から75人が参加し、風景や人物を描いた絵画など約100点が展示される。 ワークショップは、岩野勝人・大阪成蹊大准教授(50)が指導。「新聞離れが進んでいる高校生に、記事を読んで、思うことを形にしてもらうのが狙い」と話す。生徒たちは、ロンドン五輪バレーボール女子準々決勝の記事に日中の国旗と「仲間」の文字をデザインしたり、東日本大震災被災地の報道に「絆」を浮かび上がらせたりと、思い思いに表現した。 ビニールに貼られた新聞紙は、空気が送り込まれると2メートル以上の高さに膨らみ、ドーム内に入ると「思ったより広いし、明るい」といった声が上がった。西宮今津高2年の生徒(16)は「スケールの大きい作品で、大勢での制作が楽しかった」と話していた。 新聞ドームは26日までの会期中、設置される。無料。同ギャラリーTEL0798・33・1666