国指定重要無形民俗文化財「土崎港曳山(ひきやま)祭り」が20日、秋田市の土崎地区で始まった。勇壮な戦国武将の人形を飾り付けた曳山がにぎやかに練り歩き、港町に本格的な夏の訪れを告げた。21日まで。 祭りは土崎港の鎮守、土崎神明社の例祭として受け継がれ、300年以上の歴史がある。曳山は重厚な木製で、高さ5メートル、重さ4.5~5トンに及ぶ。 初日は24台の曳山を土崎神明社に奉納。おはやしが鳴り響く中、法被姿の浜っ子たちが「ジョヤサ、ジョヤサ」と声を張り上げながら力強く綱を引いた。 曳山には「見返し」と呼ばれる風刺川柳もつづられる。ことしは、ロンドン五輪バレーボール女子日本代表に選ばれた土崎地区出身の江畑幸子選手の活躍を願う「ロンドンで メダルを狙う 湊っ娘」や、「受け入れて がれき(枯れ木)に花を 咲かせましょう」などの作品が見られる。