海の日の16日、「海なし県」の埼玉に国内の内陸では最大規模のホワイトビーチがオープンした。県営しらこばと公園(越谷市、さいたま市岩槻区)プール内の敷地約2100平方メートルを使って整備。同日の開場記念式典には上田清司知事のほか、ロンドン五輪のビーチバレー代表選手らが出席。真夏の日差しが照り付ける“白い砂浜”でエキシビションマッチを行い、来場者を沸かせた。  ホワイトビーチは同プール内にあった旧スケートリンク跡地に整備した。オーストラリア産の白砂780立方メートルを使用。ビーチバレーコートなら4面分、ビーチサッカーコートなら1面分を確保できる70メートル×30メートルの長方形ゾーンに敷き詰めた。砂厚はビーチバレーの国際大会に対応できる深さ40センチ。  ビーチスポーツ施設のほか、夏場はプール利用者がくつろいだり、子どもたちの砂遊び場として活用できる。施設内には更衣室や売店、トイレのほか、屋外シャワーを2カ所に整備した。事業費は約2600万円。公園スタジアム課によると、ホワイトビーチは、県と友好姉妹都市関係にある豪州クイーンズランド州・ゴールドコーストの「白い浜辺」や県鳥「シラコバト」の白をイメージした。  式典で上田知事は「サッカーのメッカ・埼玉スタジアムのように、このホワイトビーチがビーチバレーのメッカになるよう皆さんの協力、支援をお願いしたい」とあいさつ。鈴木弘副議長ら県議会関係者のほか、クイーンズランド州のティム・ニコルス財務兼通商大臣も出席し、オープンを祝福した。  続いて行われた模範試合には、ビーチバレー男子日本代表の白鳥勝浩、朝日健太郎両選手や川越市出身の田中姿子選手らが出場。地元バレーボール部の中高生約90人のほか、プール利用の家族連れらも観戦し、迫力あるプロの技に歓声を上げていた。  ホワイトビーチの完成で、県内の高校でビーチバレーの普及に取り組む県立大宮商業高校の吉川(きっかわ)清彦監督は「ビーチバレーだけでなく、ビーチサッカーなどビーチスポーツ文化の振興につながる」と期待。同校女子バレー部の野津依里主将(3年)は「ビーチバレーは自分たちの考えでプレーできるので楽しい。やりやすい環境ができてうれしい」と日に焼けた顔をほころばせた。