ロンドン五輪ボート女子軽量級ダブルスカルで準決勝に臨んだ岩本亜希子選手(33)=アイリスオーヤマ=の出身地・諏訪市では2日夜、地元の渋崎公民館で関係者約60人がインターネット中継でレースを見守った。決勝進出を逃し7〜12位決定戦に回ったものの、会場は「ボート女子初の入賞(8位)の可能性がまだある」「最後まで応援するぞ」と、画面の向こう側の岩本選手へ激励の声を上げた。 この日の応援は渋崎区内に回覧板で参加が呼び掛けられ、近隣住民も多く詰め掛けた。レースは序盤からライバルに離される苦しい展開。集まった人は画面にラップタイムが出るたび、両手に持ったうちわをたたいてリズムを取り、「まだ先がある」「ここから巻き返しだ」と、声援を送り続けた。 うちわは岩本選手の両親が経営する会社が作製。直筆の「夢に向かって!」の文字が印刷されている。過去最高は前回北京大会の9位。家が近く、幼いころから親交のある坂本隆子さん(62)は「入賞以上が本人の夢だと思う。昔からしんの強い子だから次は大丈夫」。懸命にオールをこぐ姿に感動したといい、涙を浮かべながらうちわを見詰めていた。(長野県、信濃毎日新聞社)