ユーモラスな面をつけ、世相を面白く風刺する「博多にわか」を競う第56回博多盆仁和加(にわか)大会(博多仁和加振興会主催、西日本新聞社後援)が26日午後1時から福岡市中央区赤坂2丁目の中央市民センターで開かれる。「一口にわか」で福島原発事故後のエネルギー問題を考える「再生可能エネルギー」を課題に競い合うほか、芝居仕立ての段ものにわか「振り込め詐欺」の披露がある。出演者たちは、世相と向き合った博多伝統の話芸の仕上げに懸命だ。 「課題には、ロンドン五輪や博多観光、高校野球などが上がったが、ことしは原発問題を考えたい」と、同振興会の板谷及功(ちかのり)理事長。審査は(1)ユーモア(2)風刺(3)オチ(4)演技力−の4項目で、「単なる語呂合わせやだじゃれ、では評価しない」(同振興会)。自由題と合わせて18人が競い合う。 「振り込め詐欺」は小島正彦さんの台本。福岡工業高校卒業生有志を中心に1967年に結成された「五月会」のメンバーが演じる。税務署に勤める男が詐欺の被害に遭うという話だ。「にわかの主流だった芝居仕立ての伝統話芸を楽しんでつかあさい」と、五月会。 にわかの前には、博多那能津(なのつ)会が「家にあるもんな」「博多ぎっちょんちょん」などの博多古謡を披露。審査結果発表前には、博多民踊(みんよう)協会が「博多夜船」「どんがらがん」などを踊ることになっており、この日は博多の伝統芸が楽しめる1日になりそうだ。 同振興会は「先着100人には、煎餅のプレゼントもあります」と、見物を呼び掛けている。入場無料。問い合わせは同振興会事務局=092(733)5050。=2012/08/22付 西日本新聞朝刊=