黒岩祐治知事は十四日の記者会見で、政府が検討している二〇三〇年の総発電量に占める原発比率について「原発ゼロが実現可能なら望ましいが、できる限り0%に近づけていくとしか、今は言えないのではないか」と述べた。  政府が各地で実施した国民への意見聴取会で、原発ゼロを求める意見が多かった点については「当然の心境だと思う」と受け止める一方、「産業界は『難しい』という反応だ。0%でエネルギー体系がまかなえていけるのか、細かい検証が必要だ」と話した。  県は、〇九年度に県内で消費された電力量約五百億キロワット時の20%を、二〇年度には自然エネルギーと省エネ効果でまかなう目標を立てている。県内の消費電力量に占める原発比率は明示していないが、黒岩知事は「ある程度の原発稼働はやむを得ない」との考えを示している。  このほか、閉幕したロンドン五輪について「あの感動をそばで見たい。東京五輪の誘致を実現させたい。石原慎太郎都知事とも連携できるなら、していきたい」と述べた。 (新開浩)