「こんばんは、ミスター・ボンド」「こんばんは、女王陛下」。ロンドン五輪開会式では、俳優ダニエル・クレイグさん演じる映画「007」の主人公ジェームズ・ボンドとエリザベス女王がヘリコプターに乗り込み、会場に駆けつける映像がひときわ目を引いた。  英政府のスパイ、ボンドが世界中で悪の組織と戦う007シリーズは、今年で第1作「ドクター・ノオ」の公開から50年。最新作の話題は今も英メディアをにぎわせ、国民的な人気を誇る。  ロンドン中心部の文化施設バービカン・センターでは、シリーズの歴史を振り返る回顧展が9月5日まで開催されている。撮影で使われた歴代ボンドのタキシードや秘密道具など、ファンにはたまらない内容だ。  五輪で世界の注目が集まるのを機に、ロンドンは映画ロケの呼び込みにも力を入れる。ロケ誘致を手がけるフィルム・ロンドンのトップ、エイドリアン・ウーテンさんは「ロンドンには才能あふれる人材がそろっており、映画撮影には最高の町だ」と訴えた。(ロンドン共同)