ロンドン五輪の懸案の一つが治安問題。50人以上が死亡した2005年7月のロンドン同時テロを教訓に、市内各地の警備は物々しい。だが警察官たちはこわもての表情だけではなく、観光客との記念撮影に気軽に応じるなど、ソフトな一面ものぞかせている。  開会式当日、会場の五輪公園に近いストラトフォード駅。規制線が張られ、入場券を持っていなければ原則として会場に通じる通路にも進めない。緊張した雰囲気だが、駅前では警察官たちとの撮影会があちこちで続いていた。  ブラジルや中国などからの観光客は警察官の帽子をかぶらせてもらって大はしゃぎ。「私も、私も」。警察官は次々と記念撮影をねだる観光客に嫌な顔をせず対応していた。  警備に当たっていた警察官の一人、シュアウン・コリンズさん(30)は「楽しんでもらうのも大切なこと。観光客にはまた来てもらわないとね」と笑顔で話した。(ロンドン共同)