Jリーグ1部(J1)は4日、各地で第20節の9試合が行われ、磐田は川崎と2−2で引き分けた。 ヤマハ(川崎1勝1分け)磐 田 9勝4分け7敗(31) 2(1―1 1―1)2 川 崎 9勝4分け7敗(31)▽得点者【磐】山崎(1)OG【川】田中裕(2)レナト(4)▽観衆 12972人 【評】再三の決定機を逃した磐田が終盤に追い付かれた。 中村を起点にサイドから仕掛ける川崎に対し、前から積極的に圧力を掛けて対抗した。前半17分、風間宏希の突破から田中に押し込まれて先行を許したが、43分、山崎のシュートで追い付いた。 主導権を握った後半は相手左サイドを再三突破。30分、駒野の低いクロスが相手DFのオウンゴールを誘発して一度は勝ち越した。しかし37分、DF裏に飛び出したレナトに同点弾を浴びた。山崎、出遅れ取り戻す1発 詰めの甘さが目立った。勝利後に打ち上げられるはずだった100発の花火もお蔵入りになった。磐田にとっての収穫を挙げるとすれば、ロンドン五輪日本代表バックアップメンバーだったMF山崎の今季リーグ初ゴールだろう。 0―1で迎えた前半43分。ゴール正面右寄りでパスを受ける。DF3枚に囲まれながら、迷わず右足を振り抜いた。「コースが見えたので思い切り打った」。強烈なシュートが左隅を射抜いた。 リーグ序盤は左腕骨折で戦線離脱した。「この時期の初得点では遅すぎる。今日も追加点を取るチャンスはあった」。出遅れを取り戻そうと躍起だ。 加入6年目。少々強引でもドリブルを仕掛け、思い切りよくシュートを放つ。ゴールに向かって突進する気持ちの強さがスタンドを魅了する。 この日、ロンドンではちょうど同じ時間に、五輪予選を一緒に戦った仲間が奮闘。森下監督は「内に秘めた思いがあったはず。これからもっと持ち味が出てくるだろう」と期待を込める。チームが目標に掲げるACL出場権獲得に、背番号9の働きは欠かせない。