カナダで行われたソフトボール女子の世界選手権。日本は22日、42年ぶりの世界一に輝いた。沼津市出身の河野美里右翼手(太陽誘電、飛龍高出)が1番打者で活躍し、掛川市出身の栗田美穂投手(豊田自動織機、常葉菊川高出)は予選リーグ3試合に中継ぎで登板した。 河野は1番のほか、予選リーグ第6戦で3番、第7戦は8番でも起用され、俊足を生かして活躍した。初代表の栗田は第2戦の1回継投で初登板。第6戦2回、第7戦2回2/3の中継ぎで、いずれも完封勝利に貢献した。 河野の恩師で飛龍高の小畑浩監督は、県内外チームとの練習試合会場で優勝を知った。U―19(19歳以下)日本代表監督も務める千葉県の国体選抜監督の“速報”に、会場の選手や指導者から一斉に歓声が湧いたという。 「すごいとしか言いようがない」。卒業後進んだ社会人チームの解散、移籍。北京五輪の代表漏れ、前回の世界選手権準優勝、広州アジア大会金メダル、そしてロンドン五輪の競技不採用。「さまざまな思いをぶつけた世界一」をねぎらい、同校の渡辺桜主将は「先輩の活躍を刺激に全国総体出場を逃した悔しさを来春の全国選抜出場につなげたい」と誓った。 栗田の父晴夫さんは「世界選手権の舞台に立てただけでも素晴らしいのに金メダルなんて」と喜んだ。インターネット中継で気づいたフォーム改善をメールで指摘すると、「(エースの)上野投手のアドバイスでヒントをつかんだ」という返事。「そういう意味でも大きな収穫があったのではないか」。第7戦は勝ち投手にもなり、さらに自信を深めるきっかけに期待した。