ロンドン五輪が開かれる英国に23日から派遣される最優秀賞の3人は表彰式で、復興大使になった心境を語った。中学生部門の松原未有さん(14)=福島市、福島一中2年=は受賞決定後に多くの祝福を受けた。「支えてくれたみんなの気持ちも一緒に伝えていきたい」と決意を語った。風評被害に耐え、桃作りに励む祖父を描いた受賞作について、黛さんから「じいちゃんの桃、食べてみたい」と言われ、表情を和ませた。  津波で自宅を失った高校生部門の安島加奈美さん(18)=いわき市、湯本高3年=は「福島はいいところがいっぱいある。それを広めたい」と前向き。ロンドンでは「大人になった私へ」という受賞作を通じ、震災の記憶を次世代に語り継ぐことの大切さも訴える。  「厳しい環境でも、県民が前に進んでいることを世界に示したい」。一般部門で、8代続く農家の藤田浩志さん(33)=郡山市=は、受賞作「福島の農に生きる」で表した将来への希望を「自然体で発信する」と誓った。  優秀賞、入選の受賞者は8月から分担して本県を除く46都道府県に出向く。中学生部門優秀賞の樋口侑希さん(13)=いわき市、平養護学校中学部2年=が代表し、「多くの人に絆の大切さを伝えることができればと思う」と力強く語った。