全国高校総体(インターハイ)第10日は6日、福井県などで行われ、バドミントンの男子シングルスで昨年、準優勝だった桃田賢斗(福島・富岡)が優勝した。女子ダブルスでは鳥居彩乃、小池紗葉組(宮城・聖ウルスラ学院英智)が3位に入った。(20面に関連記事) 柔道女子の78キロ超級は1年生の朝比奈沙羅(東京・渋谷教育渋谷)が優勝し、63キロ級は津金恵(長野・松商学園)が制した。 アーチェリー団体は男子を大垣西(岐阜)が初制覇。女子は浜松商(静岡)が35年ぶりの優勝を大会新で飾った。◎表彰台/桃田賢斗(福島・富岡)=バドミントン男子シングルスで優勝=「譲れない」先輩の意地示す 富岡(福島)勢対決となったバドミントン男子シングルス決勝は桃田(3年)が2-0のストレートで小林(2年)を破った。「後輩には譲れない。正直、ホッとした」と表情を和ませた。 第1ゲーム、13-13から6ポイント連取し、流れを引き寄せた。レシーブとネット際のショットがさえ、第2セットも21-15でもぎ取った。 毎日、基礎打ちを一緒にする仲。県高校総体と東北大会の決勝でも勝利している。この日は気持ちを前面に出す小林に「こんな姿は見たことがない」と気を引き締め直して戦い、頂点に立った。 2012年日本代表男子のメンバーに、高校生として唯一入っている。「自分の立場ではシングルスは必ず取らなければいけない」と大会に臨んだ。尊敬するロンドン五輪シングルス代表、田児賢一(NTT東日本)が現地から送った激励メールの後押しも受けた。 主将として引っ張った団体とダブルスは準優勝に終わり、心残りも。「3冠達成は頼もしくなった後輩に託す」と話した。175センチ、68キロ。香川県三豊市出身。(庄子晃市)◎表彰台/鳥居彩乃・小池紗葉組(宮城・聖ウルスラ学院英智)=バドミントン女子ダブルスで3位=/持ち味出して快進撃 1ゲーム先取から追い付かれ、迎えた最終ゲーム、鳥居のリターンがネットにかかり試合終了、決勝進出はかなわなかった。3年生ペアは「後半は攻め込まれ、流れを取り戻せなかった」と悔しさをにじませた。 相手を左右に振り22-20で第1ゲームを奪取。第2ゲームは相手のドライブに押し込まれて18-21で失い、第3ゲームも縦に並ぶ攻撃的布陣の前衛にネット際で次々決められ、11-21で敗れた。 鳥居は「自信のあるラリーに持ち込ませてもらえなかった」。小池は「ショットが止められるようになってしまい、かわそうという意識が強くなった」と肩を落とした。 昨年のシングルス3位の鳥居と小池が組んだのは昨秋から。身長158センチの鳥居がゲームをつくり、167センチの小池がスマッシュを決めるのが持ち味。 準優勝に輝いた団体戦、準々決勝で第1シード九州国際大付(福岡)のペアにストレート勝ちして波に乗り、第7シードから3位。「大会中に調子が上がり、自分たちのスタイルは発揮できた」。2人に笑顔が戻った。(庄子晃市)