ロンドン五輪柔道女子78キロ超級の杉本美香選手(27)の地元・兵庫県伊丹市ではパブリックビューイングが設けられ、柔道教室の子どもや同級生ら約300人が大画面にくぎ付けになった。会場では杉本コールが巻き起こり、勝利を重ねるたびに大歓声が上がった。 伊丹市宮ノ前2の伊丹商工プラザには万国旗が張り巡らされ、柔道着や「目指せ!金メダル」と書いたTシャツ姿の応援団が集結。170インチの大画面に杉本選手が映し出されると、日の丸の小旗を振って声援を送った。 最前列に陣取ったのは、大阪市立汎愛高時代に一緒に練習した会社員の村井宏美さん(27)=同市鶴見区。同級生や先輩とともに、杉本選手の笑顔の写真を張り付けたお手製のうちわを振って応援した。「すぎもっちゃんは目標を立てて練習する努力家。見ている方がドキドキする」 杉本選手の祖母、笑子さん(80)は画面に映る雄姿に、「ここまで来られるとは思ってもみなかった。立派ですよ」と誇らしげ。度重なる故障を乗り越えてきた孫娘に「けがだけしないで」と祈るように試合を見つめた。 杉本選手が柔道を始めた「伊丹土曜柔道教室」の後輩たちも会場に駆け付けた。6月中旬に教室を訪れ「金メダルを取る」と約束した杉本選手。角野友梧主将(11)=伊丹市立桜台小学校6年=は「技が豪快。強くてかっこいい」と応援に声をからした。(斉藤絵美)