▼ロンドン五輪がいよいよ開幕、開会式に先駆けて始まった男女サッカーはともに日本らしさを存分に発揮して白星発進した。きょうからお家芸の柔道がスタートし、メダルラッシュの予感に胸が高鳴る▼28日の1日目は了徳寺学園(浦安市)の職員、平岡拓晃(男子60キロ級)と福見友子(女子48キロ級)が登場。特に福見には金メダル1号が期待される▼高校時代に谷亮子(旧姓田村)に勝って一躍名を上げた福見。だが5年前の全日本体重別選手権で再び谷を破って優勝しながら、実績重視との理由で世界選手権に出場できず北京五輪出場を逃した。2009年には世界選手権を制したが、その後は新たなライバル浅見八瑠奈の出現に苦戦するなど、多くの試練を乗り越えた末に獲得した五輪切符だ▼谷の活躍で女子48キロ級は日本の独壇場とのイメージが定着している。福見にかかる重圧は計り知れないものがあるが、本人はそれも含めて楽しみたいと前向きで頼もしい▼思い起こせば、昨年の今ごろはスポーツ界も震災一色だった。あらゆる大会で被災者を激励する光景が繰り広げられ、一方で節電が大きな課題になっていた。1年経たち、復興はいまだ道半ばだが、スポーツの世界は日常を取り戻した感がある▼ロンドンとの時差は8時間。ほとんどの種目の決勝は日本時間の深夜から未明に行われる。心弾む寝不足の日々もまた楽しい。ツイート