【ロンドン=古家政徳本社記者】ロンドン五輪第9日の4日、ホッケー女子の日本代表「さくらジャパン」はリバーバンクアリーナで予選リーグ第4戦に臨み、同じ予選A組で唯一格下のベルギーと1―1で引き分けた。目標の「6位以内」達成が絶望的となった。  世界ランキング9位の日本は、同16位のベルギーに対し、序盤から攻勢を掛けながらもシュートまで行けず、逆にベルギーは少ない好機で確実にシュートまで持ち込んで前半34分にPSを獲得、先制した。後半に入っても日本は再三の好機をつくるも攻め切れない中、後半23分に中川未由希の絶妙なクロスを起点に、リバウンドに好反応した山本由佳理が同点ゴール。試合終了まで激しく攻め続けたものの、勝ち越せなかった。  日本は現在A組最下位。次戦は6日午後1時45分(日本時間午後9時45分)から、世界ランク5位の中国と予選リーグ最終戦を戦う。 ◆目標の6位以内、絶望的  試合終了の瞬間まで攻め続けた。だが、勝利の女神をほほ笑ませることはできなかった。日本は目標の「6位以内」が遠のく痛恨の引き分け。終了を告げるホーンが響いてもなお選手たちはプレーを続行していた。「チャンスは何度もあったのに決め切れなかった」。FW藤尾香織(ソニーHC)はうつむき「目標は少し下がってしまうかもしれない」と悔やんだ。  相手の守りが固かった。サイドからのセンタリングを軸に序盤からゴール前へとボールを運び攻めたてる。だが、思うようにシュートまで持ち込めない。「クロスを深めに入れてタッチシュートを狙ったが、慎重になりすぎて消極的になってしまっていた」と藤尾。安田善治郎監督(各務原市役所)も「慎重になりすぎて(パスの)球離れが遅かった。もっと速いボール回しをしたかったが。ここまで勝てていない焦りもあったのだろう」と冷静に分析した。  さらに痛かったのはPC。実に5本奪い、タッチシュートを狙うバリエーションとシューター村上藍(ソニーHC)のドラッグを織り交ぜながら攻めたが一度としてゴールを割ることはできなかった。村上は「岐阜の芝と比べて芝に目があり、(ストロークが)引っかかってしまって出しにくい。それにここで決めるという気持ちが足りなかったのかもしれない」と言った。  GK浅野祥代(同)を筆頭に守備陣は何度も窮地をしのぎ、最少失点でしのいだが、再三の好機を生かせず引き分けにしてしまった攻撃陣。それでもまだ終わったわけではない。「中国戦でしっかりと勝つ。最後まであきらめず、勝って終われるようにやっていきたい。負けなかったことを前向きにとらえたい」と主将山本由佳理(同)はこぶしを握った。