「悔しい」「勝ってほしかった」−。ロンドン五輪男子サッカー3位決定戦が行われた11日、日本代表として出場した酒井宏樹選手(22)=独・ハノーバー=の出身地、柏市の市役所でパブリック・ビューイング(PV)が開かれ、約240人が熱い声援を送った。結果は0−2で韓国に敗れ4位。44年ぶりの銅メダルの夢はかなわず、応援団は肩を落としながらも「ここまでよく頑張った」と健闘をたたえた。 市は市役所ロビーに大型スクリーンを特設。柏レイソルでも活躍した酒井選手を後押ししようと、同日未明からサムライブルーのユニホームに身を包んだ市民、関係者、酒井選手が通った県立柏中央高校の同級生らが続々と駆け付けた。会場をぎっしり埋め尽くした応援団はキックオフと同時に、「行け行け!酒井!」と大きく手拍子を打ち鳴らした。 試合は前半38分に韓国に先制点を許し苦しい展開に。後半13分、追加点を奪われると、会場からは悲鳴とため息が漏れた。高校で酒井選手とクラスメートだった同市の大学4年生、北村渉さん(21)は祈るようにスクリーンを見つめ、「一緒に戦っているような気持ち」と手に汗。最後までメダルを目指して懸命に走るイレブンへ届けとばかりに、応援団は心を一つにして声を上げ続けた。