ロンドン五輪でのサッカー日本代表男女の大健闘で、レプリカユニホームや選手の自筆本など関連グッズの売れ行きが急伸している。ファンの裾野の広がりもうかがえ、関係者は子どもの競技人口拡大に期待している。 「男子のスペイン戦勝利後は飛ぶような売れ行き。完売です」。50着仕入れていたレプリカユニホームの在庫が尽き、うれしい悲鳴を上げるのは福岡市東区の大型スポーツ用品店スーパースポーツゼビオの浦口真生さん(39)。「試合のたび目に見えて売れた。自分もチームの一員という気持ちで身に着けた人も多い」という。販売元のアディダスジャパンは「昨年の女子代表のワールドカップ制覇で女性ファンが増え、購入層が広がった」と分析する。 五輪出場を決めるまでの予選試合を収めたDVD「日本代表激闘録」も五輪が始まると注文が殺到、追加生産となった。同市中央区のジュンク堂書店福岡店では、男子チーム主将の吉田麻也選手のブログをまとめた本が、8月に入って通常の2倍の売れ行き。代表選手以外でも海外クラブチームで活躍する長谷部誠、長友佑都選手らの本が1・5倍の伸びという。担当の大田智華さん(34)は「サッカーを知らない女性が買っている」という。 海外でもスピードが称賛された永井謙佑選手や、なでしこジャパンの守護神、福元美穂選手など九州出身の男女7選手が代表入り。福岡県サッカー協会事務局長の山口広司さん(42)は「ワールドカップのたびにクラブチームに入る子どもが増えるが、地元選手が活躍した今五輪後は、さらに増えるのでは」と注目している。=2012/08/11付 西日本新聞夕刊=