ロンドン五輪女子サッカーで「なでしこジャパン」が銀メダルを獲得した。2004年アテネ五輪主将で、現在JFAナショナルトレセンコーチとして中学生年代の育成に当たる大部由美さん(37)=鳥取県境港市教委=に、後輩たちの戦いぶりなどについて聞いた。 −銀メダルという結果への感想は。 「昨年のW杯優勝を受けて大きなプレッシャーがあり、初めて追われる立場になる中で、本当に良く頑張った。素晴らしい結果」 −決勝の戦いぶりは。 「失点が早かったので、ずるずる大量失点してしまうのかなとも思ったが、よく持ちこたえ、スタイルを貫き通した。シュートがバーをたたく惜しい局面もあった。ただ、今回はアメリカの気迫が勝っていたと思う」 −大部さんのころと今のチームの違いは。 「昔からつなぐサッカーをしてきたが、強い相手になるとプレッシャーに負け、自分たちのサッカーを貫けなかったのが、北京五輪までだった。今、日本協会では日本人の特徴を生かし、女子は特にタイミングやポジショニングなど賢くプレーすることに取り組んでいる。大きな選手にフリーキックで勝てるのは考えられなかったが、コースや角度、スピードを変えれば可能になるという強みを得た。五輪を通して世界と戦うヒントが見えた」 −指導者として思うことは。 「来週にはU20、今年はU17のワールドカップもある。どれだけ世界と戦えるか。若い子たちに向上心を持ってほしい」