サッカー男子の審判団としてロンドン五輪に参加していた矢板市在住の国際副審相楽亨(さがらとおる)さん(36)が帰国した。八日には矢板市役所を訪れ、今回の五輪参加を報告した。  相楽さんは、主審の西村雄一さん(40)と副審の名木利幸さん(40)とともに参加。七月二十九日にマンチェスターであった1次リーグC組ブラジル-ベラルーシ戦で“五輪デビュー”を飾った。今月一日にはカーディフであったA組英国-ウルグアイ戦を担当した。  初戦の会場はイングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドの本拠地オールドトラフォード。「夢の劇場」とも呼ばれるスタジアムでの試合に、相楽さんは「素晴らしい雰囲気の中で、最高峰のブラジル戦を担当できた。審判冥利(みょうり)に尽きる」と興奮気味に話した。  一方、次戦は開催国の英国が1次リーグ突破を懸けた緊迫の一戦だった。「持てる力をすべてつぎ込まなければいけなかった」と相楽さん。それでも「落ち着いて、いつも通りの判定ができてよかった」と振り返った。  日本代表が4強入りしたため、一足早い帰国となったことにも「後ろ髪を引かれる思いだったが、メダルを託して帰ってきた」と笑顔。二〇一四年のワールドカップ(W杯)ブラジル大会が次の目標になる。「二試合で高い評価をいただいた。ブラジルのW杯に向け、いいステップになった」と手応えを口にした。 (磯谷佳宏)