ロンドン五輪サッカー女子準決勝で、2−1でフランスを下し、決勝進出を決めた日本代表「なでしこジャパン」。佐々木則夫監督の地元・尾花沢市では7日未明、尾花沢小時代の同級生らがパブリックビューイング(PV)会場で声援を送った。初戦から試合を見守ってきた友人たちは決勝進出を喜ぶとともに「則夫は約束を守る男。最後も勝ってくれる」と金メダルを手にする姿を信じている。 同市で小学1年まで過ごした佐々木監督。今でも同級生らと親交は続き、特になでしこジャパン佐々木則夫尾花沢後援会事務局長の小林正宏さん(53)とは、頻繁に連絡を取り合う仲。大会中も2回電話があり、自身やチームの様子などを伝えてきた。日本時間の5日午後には小林さんが「今年も(監督の)大好きなぺそら漬けがおいしくできた。大会が終わったら食べに来い。フランス戦はリラックスして頑張れ」などとメールを送ったという。 PV会場の市学習情報センター「悠美館」には7日未明、同級生7人が集まり、約40人の市民とともに試合を見守った。最前列に陣取った小林さんは真剣な表情で画面を見詰め、仲間たちは「ノリオ」コールを連発して盛り上げた。試合は前半32分、大儀見優季選手のゴールで先制。小林さんは叫び声を上げてガッツポーズ、会場は「ニッポン」コールで沸いた。後半4分には阪口夢穂選手が追加点、その後はフランスの猛攻を1失点でしのぎ、金メダルへ王手をかけた。 「(佐々木監督は)勝負師のいい顔をしていた。厳しい試合を乗り越え、頂点が見えてきた」と同級生の同市横町2丁目、会社役員三浦好昭さん(53)。小林さんも「4強入りの“壁”を越えて肩の荷が下りたのか硬さが消え、本来の則夫らしい表情が戻った。まずはメダル獲得おめでとうとメールを送ってねぎらいたい。しかし、目指すは金。決勝でも期待に応えてほしい」と語った。 決勝は日本時間の10日午前3時45分キックオフ。「PV会場(悠美館)を満員にして、則夫を支えたい」と小林さん。古里の友人らは最後の試合も全力で“親友”を応援するつもりだ。