ロンドン五輪の開幕を前に、女子サッカーのなでしこジャパンが26日未明にカナダとの初戦を迎えた。かつて東京電力女子サッカー部マリーゼに所属していたDF鮫島彩(仙台)とFW丸山桂里奈(大阪高槻)の両選手も昨年のワールドカップ(W杯)に続く世界一を目指す戦いに挑む。震災前はサッカー日本代表の練習拠点となったJヴィレッジが立地する広野町は、町職員が日本代表のユニホーム姿で業務に励み、両選手と親交があり、現在は避難生活を送る双葉郡の住民らもなでしこの活躍にエールを送った。  マリーゼの寮近くにあった双葉町の洋菓子店「ふたば茶亭」。鮫島、丸山両選手らマリーゼの選手が好んでケーキやパンを買い求めた思い出の場所だ。震災前、鮫島選手を含めてケーキなどを買いに来た選手たちを励ましていた同店ゼネラルマネジャーの真柄敬子さん(65)は、なでしこジャパンがW杯に続き五輪でも金メダルを獲得することを期待する。  双葉郡の被災者と同様、東京電力福島第1原発事故で散り散りになったマリーゼの選手。真柄さんは、震災後テレビで活躍する鮫島選手らのプレーを見るのが楽しみになった。「チャンスは一度しかない。頑張ってほしい」とエールを送る。