道を走ればヒツジや牛、ホテルの周辺では野ウサギやカモも見かけました。サッカー男子日本代表の事前合宿の取材で訪れた英国中部パッキントン。  開幕が近づき、ほかの競技の選手たちが続々とロンドンに到着して五輪ムードが高まる中、ロンドン以外でも試合を行うサッカーの選手たちは喧騒(けんそう)から離れ、7月16日から、のどかな小さな村で準備を重ねました。  宿舎のホテルの敷地内にサッカーのピッチがあり、選手たちは歩いて練習場に向かいます。ホテルにはジムやプールもあり、練習環境としては申し分なさそう。避暑地にあるスポーツ施設というような趣で、ジムではダイエットに励む英国紳士や淑女が優雅に汗を流す姿もありました。  関塚隆監督は4月に五輪の組み合わせ抽選で英国を訪れた際に、試合会場だけでなく、合宿地も視察。「ドロー(抽選会)のときに見て、ここが一番よかった。バスでの移動もないし」と即決したそうです。過去にはブラジル代表も訪れたことがある施設でした。  リラックスするために、ビリヤードや卓球ができる部屋もあり、選手たちも自由時間にはわいわいと楽しんだとか。清武弘嗣選手(ニュルンベルク)は「すごくいい環境で、いい練習ができた」と笑顔を見せていました。  チームは事前合宿を終え、いよいよ試合会場となるグラスゴーへ移動しました。成果を発揮する舞台は、もうすぐそこです。(グラスゴー共同=土屋健太郎)