ロンドン五輪のフェンシング男子フルーレ団体で、気仙沼市出身の千田健太選手(27)=ネクサス、気仙沼高-中大出=が銀メダルを獲得し、同市内は6日未明の吉報に沸き立った。 菅原茂市長は記者会見で真っ先にこの話題を挙げ「復興に励む市民に勇気と感動を与えてくれた」と、同市初の五輪メダリスト誕生を喜んだ。「当然、何らかの賞を贈りたい。パレードもしたい」と凱旋(がいせん)を待つ。 市民に感動を与えたのは結果以上に、千田選手の戦いぶり。高校フェンシング部の先輩で市教委職員の清原規史さん(36)は「いつもじっくり戦う健太が自分より背の高い相手に果敢に攻める姿を見て、胸が熱くなった」と語った。 先人が長年かけ築いてきた同市の「フェンシング王国」の伝統は、五輪のメダルで花開いた。今後も一層、競技熱は高まりそうだ。千田選手を育てた本吉町フェンシング協会の三浦永司会長は「よくぞ、ここまで来た」と感慨深げ。「これを機に小さい子がたくさん入ってきてくれれば」と期待を込めた。