全国高校総体(インターハイ)第22日は18日、新潟県長岡市などで水泳が行われ、男子板飛び込みで池田匠見(高松工)が初優勝した。 池田は22人が出場した予選を3位通過。上位12選手が各11本で争う決勝で序盤から首位をキープし、10本目で前回王者に一度は首位を譲ったものの、最終試技で再び逆転した。 競泳に出場した香川県勢はいずれも予選敗退したが、女子200メートル自由形の白川有紗(観音寺中央)が2分5秒88を記録し、前日の400メートル自由形に続いて県高校記録を塗り替えた。水球の高松南は富山北部に5—25で敗れた。男子100メートル背泳ぎは川本武史(愛知・豊川)が入江陵介(イトマン東進)の高校記録に0秒04と迫る54秒64の大会新記録で2連覇を達成。女子の50メートル自由形はロンドン五輪代表の内田美希(群馬・関東学園大付)が25秒37の大会新で3年連続の頂点に立ち、100メートル背泳ぎは神村万里恵(東京・八王子)が1分0秒90で2連覇した。200メートルバタフライは東京・武蔵野1年の藪美涼が2分9秒59で勝ち、200メートル自由形は五十嵐千尋(神奈川・日大藤沢)が1分59秒78で制した。 今大会の県勢優勝は自転車、ハンドボール、カヌー2種目、重量挙げ3種目、なぎなたと合わせ6競技9種目となった。飛び込み(ダイエープロビスフェニックスプール) 【男子】 ▽板飛び込み決勝 (1)池田匠見(香川・高松工芸)615・15点(2)長谷川(新潟・長岡大手)614・85点(3)新良貴(広島・福山葦陽)607・20点…香川県勢の成績… 【男子】 ▽板飛び込み予選 (3)池田匠見(高松工芸)312・35点=決勝進出(14)大森大輝(香川高専)251・70点(15)南原佑哉(高松工芸)249・30点=以上落選生きた前半の高得点 3度目挑戦で悲願 序盤から首位を走りながら、10本目で2位に転落。再逆転を狙った最終試技でもミス。「もう駄目か」と、諦めかけたそのときだった。高得点を連発していた前回王者がまさかの失敗。逆転優勝を示す電光掲示板を確認すると植村コーチのもとに駆けより、抱き合った。「めちゃくちゃうれしい」。白い歯がこぼれた。 “三度目の正直”で手に入れた悲願の金メダルだった。昨夏はJOC夏季大会で県勢初制覇を果たすなど活躍したが、インターハイは2年連続で準優勝。「数ある大会の中で、今年一番ほしいタイトル」という大舞台で雪辱を果たした。 予選は気持ちが前に出すぎて3位。自分の演技だけを心掛けたという決勝は、安定した空中動作から入水までうまくまとめて得点を伸ばした。とくに全員が同じ条件の下で演技する前半5種目の制限選択飛びで、244点と大きく得点を伸ばしたことが、1点を争う終盤で勝負を分けた。 試合前にコーチから「勝ちにいくぞ」と声を掛けられると、「任せといて下さい」と言い切ったという池田。指導して13年目となったまな弟子の成長に、植村コーチは「有言実行の優勝。本当に頼もしくなった」と、目尻を下げた。 飛び込みの「池田4きょうだい」の末っ子。姉や兄が達成できなかった頂点を極め、次は連覇のかかるJOC、そして国体とライバルとの戦いは続く。今度は追われる立場だ。池田は「幸先のいいスタートが切れた。きょうの演技ができれば、次も優勝できる」と力を込めた。支えがあった 池田匠見の話 念願だった優勝を果たせてうれしい。指導してくれた植村コーチや家族、いろんな人の支えがあったからこその優勝だと思う。幸先のいいスタートが切れた。JOCや国体でも優勝を狙う。